事例11|紙媒体(名刺)

株式会社そうさす

理念のアップデートとともにリニューアルする名刺

 株式会社そうさす(以下当社)は、ITセキュリティの会社として創業し、その後2009年よりデザイン(ウェブ/紙媒体/ロゴ)を中心とする、総合ブランディング事業をに軸足を移し現在に至ります。デザイン事業に参入するまでの当社の名刺は、社内のレーザープリンタで刷った白黒の地味なものでした。

ITセキュリティ会社時代の名刺(〜2009年)

 デザイン事業の立ち上げにあたり、まずはCIの全面見直しをしました。シンボルマークをブラッシュアップし、「日本の企業」として、SOSUSの表記を「総佐衆」とし、それを古典的な太めの明朝体であらわしました。名刺はその新しいCI計画に基づき、ロゴマークを配置。当社の制作テーマである「信頼性」「日本語」「個性」を押し出すデザインとして、楷書体と明朝体を縦組みのかっちりした文字組を横位置の用紙にレイアウトしています。

株式会社そうさす・名刺デザイン案

 その後、「あたらしい和風ブランディング」として「にほんしき」プロジェクトを立ち上げるにあたり、名刺をリニューアルすることとなりました。「にほんしき」の一番の特色である、「書家による本物の書」で氏名をあらわし、その書を活かしたレイアウトで、なおかつこれまでの当社のデザインの特色を押し出したデザインとしました。具体的には、「明朝体による美しい文字組」「空間(ホワイトスペース)を活かしたレイアウト」であり、さらに全体的に重すぎないデザインです。

株式会社そうさす・名刺デザイン案
制作ノート
デザイナ

現在の風潮として、名刺はプリンタで刷った自作のものが多いですが、名刺はブランディングにおいて非常に重要なツールの一つです。その会社/個人の理念や仕事に対する考え方が端的に反映されるものなので、レイアウト・書体・用紙などの決定には常に慎重であるべきです。

当社はデザイン事業に参入以来、常に自分たちが「どうあるべきか」について社内で議論を重ねてきました。今回のリニューアルで「本物の書」を使用できたことで、当社の目指す方向をより一層明確に表現できたと思います。